定款には具体的にどんな内容で記載すればいいですか?

質問

現在定款を作っています。やはり自分で作るのは大変です。
ところで、この定款に「今後、会社がどのような事業を営むのか」について明確に記す…とあるのですが、具体的にどんな内容で記載しておけばいいのでしょうか。

答え

ご質問については『絶対的記載事項』と呼ばれる項目の中の「目的」の事だと思われます。
『絶対的記載事項』は、商号、目的、本店所在地、出資金額、発起人の氏名と住所、発行可能株式総数と言ったものですが、ここでは、ご質問でわかりづらい『目的』について説明させていただきます。

定款の「目的」とは

定款に記載する目的とは、会社設立にあたり「今後会社がどう言った事業を営むのか」ということを記載すればいいんですよ。
しかし、この定義はとても重要で、会社の権利能力の範囲を法的基準として定める事になります。
むずかしいと思いますが、会社の行為の範囲(会社がどこまでの活動や行為ができるか)を、株主が判断します。
もし、その目的から逸脱したのであれば、突っぱねる権限を株主は持っています。

会社の定款における「目的」の条件

目的の定義には幾つか条件があります。

①「国の法律に則った内容」である事。
 定款は会社の規則ですが、その規則は国の定めた規則の範囲内であること。

②「営利性を伴った内容」である事。
非営利的な活動の、政治献金とか文化交流については、定款における目的とすべきではないということ。
それら非営利的な活動を否定するものではありません。
その理由は、会社のシステム上、利益を上げるという前提に間違いはないのですから、事業目的として公開するのにはふさわしくないという事です。

③「第三者が明確に理解できる内容」である事。
たとえば、「インターネットによる通信販売業」とか、単に「サービス業」なんていうのは、具体性がありませんから記載不可能というわけです。

「目的」とは、このような条件のもとに定められているので、細心の注意、常識を考慮し、どうしてもむずかしく煮詰まってしまったら、第三者や専門家に相談した方がいいかもしれませんね。

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